シドニーで知り合ったアラフォー世代の女性たち、意外と「離婚経験者」が多くて、彼女らの話を聞いてみると、
「人生をリセットしたくて海外留学に来た」
が海外に来たきっかけ、とのこと。
離婚をきっかけに、①これからどう生きていこう?⇒②そうだ、人生リセットのために「留学」という理由で海外行っちゃおう、という思考回路がすごいな、、、と移住のきっかけがオーストラリア人との結婚だった私は彼女らの行動力にただただ尊敬。
今回は離婚をきっかけに海外留学という選択をとったアラフォー女性たちの話を聞いて、あなたにお伝えしたい、と思ったことをまとめてみました。
離婚で悲しみのどん底…人生に行き詰まったら海外逃亡もあり!
人生のパートナーとワケあって離婚、仕事も中途半端、親や両親からは「これからどうするの?」と「今そんなこと聞かないで!」とズタボロになった心に塩を塗るようなプレッシャー、、、、
あー、やだやだ、今までの人生リセットしたい!
という気持ちになっていた時が、離婚経験者の「海外留学のきっかけ」だったんですね。
海外留学のきっかけって
- 英語を習得したい
- 英語で専門知識を習得したい
- 英語をいかした職種につきたい
という理由が一般的ですよね。
でも彼女らの留学の理由はこんな感じ。
- 「人生をリセットしたい」
- 「精神的・物理的に日本と距離を置きたい」
- 「自分のことを誰も知らない場所に身をおきたい」
なるほど。
たしかに日本国内にいると、聞きたくない情報や思い出したくないことで気持ちが支配されてしまい、メンタルがどんどん落ち込むことってありますよね。
そんな時「日本から逃げる」という選択肢はもしかしたら心にも体にも良い影響を与えるのかもしれません。
実際「離婚で悲しみのどん底、、、これからどうしよう?」がきっかけでオーストラリアに留学に来た彼女らと話をしていると「人ってここまで変われるんだ!」と思うほどいきいきと毎日楽しそう。
離婚経験者の1人は「新しい環境に慣れるためにジタバタしてたらウジウジ悲しんでいる余裕がなかった」とのこと。
さらに「人生の骨休みのために海外に来たら、なんとなく誘われたサルサダンス教室にドはまりした!」
とか、
「もう結婚や恋愛はこりごりだと思ってたのに、クラスメイトの年下の男性とデートした」
とか。
離婚の苦労話よりも、今の生活のリア充っぷりをアピールする話の方が確実に多くて、「強制的に人生をリセットするためのツール」として留学はあり!なのだと思いました。
物理的・精神的に日本と距離を置くことでみえてくること
「英語を学ぶ」というより人生のリセット、日本からの逃亡、という理由での留学、環境をがらっと変えて物理的・精神的に日本と距離を置くことでみえてくるものって何なんでしょうか?
数週間~数か月の海外に滞在したところで価値観や考え方が変わる、物事がスムースに動き出す、なんてことは正直難しいと私は思います。
しかし、日本と異なり様々な事情やバックグラウンドを持った移民が多く集まる国に身を置くと「100人いれば100通りの幸せの形がある」「人は人、自分は自分」「周りに合わせたり世間体を気にすることのバカバカしさ」を心から感じることができるのです。
実は私も「アラフォーで独身」ということをすごく気にしていてあわてて婚活を始めた経験がありました。そのおかげで今の夫と出会えたわけですが、それでも「いい年して結婚していない自分」に対して劣等感ってあったんですよね。
オーストラリア人の夫と出会い、オーストラリアに移住してから「自分は自分でいいんだ」と自己肯定感が高くなり、日本にいるときより生きづらさが少なくなったのは「一人ひとり違って当たり前」という価値観の多様性がここにはあるから、だと思っています。
離婚に限らず、人生に行き詰まりにっちもさっちもいかなくなったら、環境を変え外野の声をシャットダウンして自分と向き合う時間を持つ、という選択肢もある!ということを心の片隅で覚えておいてくださいね。
アラフォーで海外留学は遅すぎる?帰国後の身の振り方が不安なら
留学=英語学習という視点で考えてみると「アラフォーで留学なんて遅い」と思われがちですが、私は40歳でオーストラリアに移住し、そこから語学学校・専門学校に通いました。
そりゃぁ、年齢が若いほど吸収力はあることは否めません。でもね、クラスメイトは私より年下の人も、年上の人もいました。だから40代で語学学校に通っても特別浮くことはありませんし、年代を超えた仲間ができたのは大きな財産です。
年齢は単なる数字、海外に行けるなら今がそのタイミングです。年齢で自分の行動を制限することほどもったいないことはなくて何事も「遅すぎる」なんてことはありません。
ただ、気になるのは「帰国後の身の振り方」ですよね。つまり再就職ができるかな?ってところだと思います。これって留学を考え始めるとすぐに浮かんでくるリスクですよね。
でもね、考えすぎて行動ができなくなるのももったいないし、何より留学って1週間からできるんですよ。数年間の本格的な留学ではなく「プチ留学」から始めてみてはいかがでしょうか?
数週間~数か月の観光ビザの範囲内で「お試し感覚」で海外生活を体験してみる、そしてもし腰を据えて勉強してみたくなったら学生ビザ取得を検討する、という感じでぜんぜんOKなんです。
ゴタゴタがあった日本を少しの間離れてリラックする、そのくらいの軽い気持ちで留学ってできちゃうんです。
ぼんやり留学を考え始めたら情報収集してみよう
留学やワーホリをぼんやりと考え始めたらまずは情報収集。
留学代理店に渡航する国や学校選びや滞在方法の相談をするところからスタートです。
ネット上にたくさんの情報がありますが、専門のスタッフ・会社からの情報が最新で正確。ネットサーフィンに時間をかけるよりサクっと欲しい情報をもらっておきましょう。