お付き合いのお相手が日本人でも外国人でも「親へ彼を紹介」さらに「結婚の挨拶」はあなたも彼も緊張するイベントですよね。
反対されたらどうしよう、親と彼がまったく会話がはずまなかったらどうしよう、、、と不安な思いを抱える方も多いのではないでしょうか。
琴子はネット婚活で知り合ったオーストラリア人男性にプロポーズされ、シドニーへ移住しようと決心した時、「この状況を親にどう説明しろというのだ、、、」と親の反応を想像して心配になりました。
今回はこれから外国人彼氏を親に紹介するあなたのために、「親からの反対」を防ぐための心得やコツなどをお伝えします。
田舎の両親が娘の外国人彼氏を受け入れるには時間が必要、と心得る
琴子の実家は超ド田舎で両親も古い考え方に凝り固まった人たちです。
だから娘の私が30を過ぎて結婚しないことにずいぶんを気を揉んでいました。「彼氏ができた」と本来ならば喜ばしい報告をしたときも、彼が日本人でないことを知ったとたん、
「なぜ外国人なのか?」「騙されてるんじゃないの?」「本当に大丈夫なの?」ととんちんかんな質問攻めになりました、、、、
実際に彼を紹介しても、そんな両親が初対面で彼と打ち解けられるはずもないんです。
親が外国人彼氏を心から信頼できるようになるには時間が必要なのだ、ということを最初に覚悟しておかなければなりません。田舎から出たことのない60代以上の年配の親の場合は特に。
初対面で彼と親がしっくりいかなくても時間をかけて何度か交流することで状況は好転する場合が多いので、焦らずにゆっくりと両者の関係を築いていきましょう。
海外や外国人とは縁がない両親には「不安要素」を1つずつ潰す
海外や外国人と接点のない暮らしを60年以上続けてきた両親にとって、「外国人」は得体のしれない「ガイジン」なんです。
親が娘の外国人との交際に心配、もしくは反対する理由は単純で「彼のことを知らない」から。
だから親の不安要素を1つずつ安心に変えていく必要があるんですよね。
たとえば、彼の仕事や経済的なことから、家族構成や宗教、食事のことやコミュニケーションのこと、などなどこまごまとした親からの質問にひとつひとつ丁寧に納得するまで答えることが大切。
根掘り葉掘り、彼のことを探られるのは気分の良いものではありませんが、親の不安を解消するには「彼のことを知ってもらう」しか方法がないのです。
外国人彼氏に簡単な日本語を覚えてもらい、親との距離感を縮める
両親はあなたの外国人ダーリンとコミュニケーションが取れないことを懸念します。
彼が日本語が得意な方であればハードルが下がりますが、そうでなければ彼に簡単な日本語を覚えてもらってから、親への紹介にのぞみましょう。
まったく日本語が話せないよりも片言の挨拶程度でも「日本語を話す」というだけで、いっきに心理的な距離が縮むんです。
外国人が片言で一生懸命話す日本語に対して冷たい態度はとれないし、その姿はなんとなく微笑ましい。
私たちの場合、彼の日本語を話そうとする姿勢に影響され、うちの両親はオンライン英会話を始めました。今では彼と日本語と英語をごちゃまぜにして話すことを楽しみにしています。
日本人男性ではなく外国人男性の彼を選んだ理由をきちんと伝える
両親は、英語も話せない、留学経験もない、今まで外国人と接する機会もなかった私に対して、「なぜ結婚相手が外国人!?」と驚きの色を隠せない様子でした。
「日本人男性と結婚して日本に住むことが当たり前」という風潮の中で生きてきた親にとって、「なぜ娘が外国人と結婚して海外移住」はまさに青天の霹靂。
今どき、国際結婚や海外移住は珍しいものではない、といっても両親にとっては理解しがたいこともあるんです。
だから「なぜ彼と一緒にいたいのか」をあなたの言葉できちんと説明し、彼の良いところ、彼となら結婚したいと思える理由を伝え、両親に祝福されるかたちで結婚できることが理想です。
両親が彼とあなたの結婚に理解するまでには時間がかかるかもしれません。でも親は「娘の幸せ」を望む生き物ですから、遅かれ早かれあなたの選択を尊重してくれる、と信じましょう。
最後に:両親の外国人彼氏に対する反応は「会わせてみないとわからない」
私の両親は彼を紹介したとき、彼が外国人だということで戸惑いを隠せませんでしたが、何度か交流するうちに、彼の穏やかで真面目な人柄にすっかり安心感を覚え、いまではすっかり仲良しです。
友人の国際結婚カップルの場合は、親は何の反対もせず、すぐさま2人のお付き合いを祝福したとのこと。
外国人彼氏とのお付き合いや国際結婚に対する考え方は人それぞれなので、実際のところは「会わせてみないとわからない」
両親に外国人彼氏とのお付き合いや結婚を反対されたら、、、と心配になっても、案外すんなり賛成してくれるかもしれませんし、「うちの両親は大丈夫だろう」と思っていても、思いのほか難色を示すことも。
だから、彼氏を紹介する前にあれこれ悩まずに、まずは紹介してみる、そして親の反応をみながら対策を考えてみてはいかがでしょうか。