クリスマスソングを耳にするだけでイラっとくる、、、そんな国際結婚の先輩たちの言葉を苦しいほど理解できるようになったオーストラリア在住の琴子です。
オーストラリア人の夫との日常生活は特に不満はないのですが、義理の家族とのクリスマスが、そりゃもう辛くて、国際結婚の一番のストレスはクリスマスなんじゃないか、と思っているほど。
あ、でもかと言って「義理の両親が嫌い」とか「離婚してやるー!」というノリじゃないんです。ちょっとね、愚痴りたいというか、、
国際結婚をしている日本人妻がなぜ義理家族とのクリスマスがそこまで辛いのか?その理由をお伝えします。
国際結婚の闇!?「義理の家族とのクリスマスが辛い・嫌い・ストレス」の理由
クリスマスパーティが長い!朝から晩までの長丁場
たいして乗り気ではない集まりに長時間拘束されることくらい辛いことはないです。
うちの義理家族とのクリスマスパーティは朝から晩までもくもくと出された料理を食べ、雑談、クリスマスプレゼントに大げさに驚き、初対面の人に自己紹介、、、、
疲れるんです。はい、とっても。
かといって、「私、先に帰ってるね」とも言い出せず(車で移動、近くに公共の交通機関がない)
早く終わらいなかなぁ、家に帰りたいなぁ、、、そんなことばかり考えています。時間の流れってこうも遅かったっけ?と何度も何度も思うんです。
クリスマスプレゼントの交換、もうやめません?
- クリスマスプレゼントを買うために訪れるゴった返したショッピングモール
- 義理両親や親せきからの頼んでもいないのに趣味の合わないプレゼント
- いつまでも終わらないラッピング作業
- まとまったお金が飛んでいく、、、、(泣)
「プレゼント」ってもっとワクワクしたものなのに、クリスマスパーティーでの「プレゼント」はストレスを感じしてしまい「もうやめようよ」「ギフトカードにしない?」と夫に相談したことがあります。
しかし、義母は「みんなのことを考えながらプレゼントを選ぶのが楽しい」という考え方の持ち主。
「プレゼントハラスメント」そんな言葉が脳裏をよぎります。
義理の母が作る料理が重すぎる
クリスマスは義理の母、叔母、いとこ達が張り切って料理をします。おもてなしの気持ちは素晴らしいし、ありがたい。
しかし、どうにもこうにも40過ぎの日本人には彼女らが作る料理は重過ぎるのです。肉肉しく脂っこい料理に加え、炭水化物まみれ、さらに追い打ちをかけるがごとく激甘デザートの山。
親切心から残り物をもたされるのですが、ため息をのみこみつつ「Thank you♡」と言ってしまう「Noといえない自分」にも腹が立ちます。
エコの時代にゴミの山
プレゼントを包む包装紙はゴミとなり、どこからどうみても人数のわりに量が多い料理は最終的にゴミとなり、
ぜんぜんエコじゃないじゃーん!
と叫びたくなるゴミの量。
世界的にゴミを減らそう、みたいな傾向じゃないですか。
そのへん詳しくはわからないけど少なくともオーストラリアは大手スーパーマーケットはビニール袋は廃止し「エコバッグ」に購入した商品を入れるのが当たり前。
そ れ な の に!
不必要な事情で不必要なゴミを嬉々として増やすクリスマスパーティの様子を見てると「地球に優しくない!」「もったいない!」と思ってしまうんです。
国際結婚あるある→作り笑いの裏の孤独感
なんとなく外国人夫の義理の家族との集まりって「楽しそうに振舞わなければ!」という同調圧力が働いているような気がするんです。
(私の被害妄想もあるのでしょうが)
英語が完璧じゃないっていうのと、私がわからない話題でちょいちょい盛り上がってるっていうのが大きな原因なのですが、普段からそれほど関わらない人とクリスマスの時だけ仲良くしろ、ってちょっと無理があるんですよ。
私たちが暮らしている場所から義実家までは距離があるので、そうそう頻繁には会わないんです。
日本の家族が恋しくなる
夫側の家族や親せきたちと会っている時、常に考えてしまうのが日本の家族のこと。
クリスマスや誕生日に義理の家族とは集まるのに、日本の家族とは会えない、、、、なんだか不公平、、、と思ってしまいます。
国際結婚で相手側の国に移住が決まった時、ある程度覚悟はしていましたが、実際その場面に身を置くと、なんだか悲しい気分になり、そろそろ一時帰国したいな、と日本が恋しくなります。
もはや宗教行事ではない
義理の家族が本当にキリストの誕生を祝う雰囲気であれば、みなさんの宗教や信条をリスペクトしよう、という気持ちになるものの、「クリスマスパーティ」にはまったく宗教色はなく、長時間バカ騒ぎして飲んだり食べたりするだけ。
「年に一度、みんなで集まる良い機会」という意味合い、と捉えればいいのですが、そこに必ず余る料理やたいして欲しくないプレゼントは不要じゃないですか。
まぁ日本のクリスマスもハロウィンも宗教色を払拭したイベントになっているので、うちの義理家族のノリもそんな感覚なのかもしれません。
そもそもクリスマスパーティにも参加者にも興味がない
これを言ったらみもふたもないのですが、大人数での集まりとかパーティってぜんぜん楽しめないんです。
コミュ障っていうか、普段そんなに会わない人と話をしなきゃならない場面は極度に緊張します。さらに私のダメなところなんですが、そこまで人に興味がないので「その場を繕う雑談」もバカバカしくなってしまい、、、
義理家族のクリスマスパーティは家族・親戚だけでなくなぜか近所の人たちも顏出すので結構な大所帯になってしまい、「初めまして~」が何度も続くと、ごめんなさい、うんざりしてきちゃう。
夫に話しても理解してもらえない
んで、ですね、何が辛いって「夫に私のクリスマスのストレスを理解されない」ってことなんですよ。
ちょっとでも気持ちを汲んでくれる言葉があればもう少し気が楽になるのに。
オーストラリア人の夫にとってクリスマスは家族が集合し、わいわい騒ぎながら、なつかしい「おふくろの味」を堪能できるイベントなので、私が愚痴ると「なんで?( ゚Д゚) 楽しいでしょう?」
いや、楽しくないですから、、、、
普段の生活の中ではお互いの生活スタイルや文化の違い、言葉の壁は話し合いながら乗り越えてきたつもりだったのに、クリスマスの価値観がさっぱり合わないのは辛い ( ノД`)シクシク…
つまり精神衛生上よくない
まとめると、義理の家族とのクリスマスは「精神衛生上よくない」ってことになります。クリスマスが近づくたびにイライラ・もやもやが大きくなり、10月後半からため息の頻度がアップ!
国際結婚している友人に「夫側の家族イベントっていつか慣れの?」と素朴な疑問を投げかけてみたところ、
「慣れない!できれば参加したくない」と間髪入れずに返ってきました。(夫婦仲は良さそうなのに)
よかった、私だけじゃないんですね。
できればネガティブな気持ちを夫の家族に対して感じたくはないのですが、こればかりは仕方ない。ストレスを無理やり押さえ込むこんでもいいことありませんから、どこかで発散しないと。
というわけで、本音は義理の家族のクリスマスと距離をおきたい
義理両親たちも親戚たちも気が良くてとっても優しい人たちなんです。
クリスマスや誕生日などのイベントも「良かれ」と思って私たちを招待し、準備をしてくれるんですよね。
国際結婚で相手の家族に快く受け入れられるってことは本当に幸せなこと、、、とオーストラリアに移住後はじめてのクリスマスの集まりの時にはそう自分に言い聞かせました。
国際結婚した日本人がなぜクリスマスが辛い・嫌い・ストレス~!と感じてしまう理由って義理の家族に悪気がないってところがポイントだと思うんですよね。
彼らは意地悪をしているわけではなく、受け入れられない私の問題も大きい。かといって、自分の中のイライラや孤独感、胃のもたれを押さえるのも辛いんです。
だからね、今年は「クリスマスとお正月は日本で過ごしたい」と日本へ逃亡することにしました。
ふぅ~、今年は心穏やかに12月を過ごせそう。2年に1回くらいは逃げてもいいですよね。