アラフォー琴子の国際婚活で外国人夫との出会い・国際結婚・海外移住までの道のり
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国際結婚で海外移住したら日本の年金はどうなる?(オーストラリアの場合)

国際結婚・海外移住
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最近、何かと問題の日本の年金問題。先日も「老後資金2000万円は自力で貯蓄を」との報道でネットは大炎上していましたよね。

そんな現状ですから、国際結婚で海外移住する方は現地の年金事情も気になるところかと思います。

日本での年金はどうするか?、そしてオーストラリアの年金制度についても合わせて説明しますので、これから国際結婚・海外移住を予定している方の情報収集としてお役に立てれば嬉しいです。

海外移住の手続き「転出届」を提出すると保険料の支払いは任意となる

海外へ移住することが決まったら、お住まいの市町村の役所で「転出届」を提出します。この時点で年金の保険料の支払いは免除となり、「保健料を払うか・辞めるか」は個人で選択できるようになります。

 

任意加入の場合は銀行口座からの引き落としとなります。

 

私は「日本の年金はあてにならなそう、、、」と考えていたのと、次の章で説明する「社会保障協定」にオーストラリアが含まれている、」この2つの理由で日本の年金の保険料の支払いはしていません。

国際結婚・海外移住をする方は知っておきたい「社会保障協定」とは?

社会保障協定とは日本と在住国での保険料の二重負担を防止するために設定された協定です。

  • 「保険料の二重負担」を防止するために加入するべき制度を二国間で調整する(二重加入の防止)
  • 保険料の掛け捨てとならないために、日本の年金加入期間を協定を結んでいる国の年金制度に加入していた期間とみなして取り扱い、その国の年金を受給できるようにする(年金加入期間の通算)(引用:社会保障協定ー日本年金機構

つまり、移住先の社会保障の保険料を支払っていた期間も日本の年金制度に加入していた、とみなされるので、

  • 社会保障協定を結んでいる国への移住
  • 在住国で年金を支払う予定

であれば日本の年金を支払う必要性はほぼゼロといえるでしょう。

2019年7月現在、日本と社会保障協定が発効済の国は以下の19か国

ドイツ イギリス 韓国 アメリカ ベルギー フランス カナダ オーストラリア オランダ チェコ スペイン アイルランド ブラジル スイス ハンガリー インド ルクセンブルク フィリピン スロバキア
年金の受け取り方や所得税の取り扱いなどの詳細情報については日本年金機構の「協定相手国別の注意事項」をご一読ください。

オーストラリアの年金事情

オーストラリアの年金は、

  • Superannuation(スーパーアニュエーション)
  • Aged Pension(エイジドペンション)

の2種類があります。

スーパーアニュエーションとは

オーストラリアの確定拠出年金制度のことをSuperannuationと言います。老後のために積み立てていく年金ですが、雇い主がお給料の9.5%を年金管理会社に支払います。

オーストラリアの求人情報をチェックしますと、

  1. 年収額+スーパーアニュエーション
  2. 年収額(スーパーアニュエーション込み)

と案件によって2種類の表記があり、スーパーアニュエーションが提示されているお給料に含まれているか、含まれていないかが表示してあります。

 

スーパーアニュエーションの口座に自分のお金を追加することや、口座内の資金で運用することも可能です。オーストラリアのスーパーアニュエーションは老後の年金積立・資産運用の用途とという2つの面を持ち合わせている年金制度です。

 

エイジドペンションとは?

政府が資金調査をしてじゅうぶんな資産がないと判断された場合にのみ支給される年金です。貯金や持ち家、家賃収入などがある方やスーパーアニュエーションをきちんと積み立てた方には支給されません。

年金というより生活保護的な位置づけの制度です。

まとめ

海外移住にあたり「転出届」を提出すれば年金の保険料の任意なので、移住先の年金事情を考慮して「払うか払わないか?」が決まってきます。

 

私は移住先のオーストラリアで働くつもりでいたので、年金はオーストラリアで積み立てることにしました。

 

日本の年金は老後の生活のためだけでなく「障害者年金」も受け取れる権利があるため、「日本の年金を払う・払わない」はそのメリット・デメリットをよく考慮して決めてくださいね。