オーストラリア人の夫との国際結婚生活の中で、彼が「日本人女性ってみんなこうなの?」と驚いたことを紹介します。
価値観や文化の違いは時にストレスになりますが、私たちの場合はそのほとんどは笑って済ませられることばかり。
深刻な問題で悩んでいる方には参考になりませんが、軽い気持ちで「外国人夫との生活」について知りたい方はぜひ読み進めてくださいね。
オーストラリア人男性が日本人女性との結婚生活で驚いたこと
家事全般を引き受けようとする
夫のジョナはどうして私が毎日夕食を作ろうとするのか、週末になると掃除をするのかを不思議に思って「なんで一人で家事をやろうとするの?」と一緒に住み始めた頃に言われました。
家事は女性がやるものではなく「夫婦2人でやるもの」という考え方のオーストラリア人夫は「家事は女性がやるもの」とは思っていません。
床に長時間正座をしている
オーストラリア人の夫はリビングでくつろいでいるときは常にソファに座っているので、私が長時間、正座をしてパソコンに向かっていたり、DVDを見ていると「その座り方で足腰を傷めないの?」と毎回驚かれます。
オーストラリアの保育園・幼稚園では床に座るときの座り方は「あぐらをかく」ように指導します。正座は骨盤をいため足腰の成長を阻止すると考えられているんですよね。
節約が過ぎている
私がチラシでチェックし1セントでも安い物をわざわざ買いに行く行動や、レストランやカフェに入るときに「ここは安いのか高いのか」を気にする姿に疑問を持ったようです。
私としてはできるだけ出費をおさえて貯蓄にまわしたい、オーストラリア人夫としてはその行為が「行き過ぎた節約」にうつるようです。将来のことも大切だけど「今」を楽しむことも忘れちゃいけないな、と思いました。
義理両親との付き合いに気を使いすぎ
たぶん国際結婚した大半の女性が多かれ少なかれ「イベントのたびに夫の家族と交流するのがストレス」と感じているのではないでしょうか、、、、。
夫のジョナいわく、
琴子はぼくの両親や親せきにどうしてそんなにシャイな態度なの?
でも私としては、
いやいや、シャイ(恥ずかしがり屋)な態度じゃなくって、気を使うんだって、、、
英語での雑談に慣れていないのと人見知りを発症し、義両親との接し方がよそよそしくなってしまうのですが、彼は「家族なんだから娘として振舞っていいんだよ」と諭されます。
でも、私にとってはまだまだ時間がかかりそう。
小雨でも傘をさす
少々の雨でも傘をさしている私に夫は「これしきの雨で傘をさすの?」と付き合い始めの頃から今にいたるまで驚いています。
たしかに、小雨だったら傘をささずに濡れたまま歩いている人たちが街には本当に多いんです。
傘を持っているんだからさせばいいのに、との私の言い分。小雨だったらすぐに乾くでしょ、との彼の言い分は今もかみあいません。
体調が悪くても働く
ちょっとくらいの体調不良だったらアルバイトに出かけようとする私に「休んでおうちでゴロゴロしていなよ」と言われます。日本人はなぜ体調が悪いと自覚症状があるのに仕事に行こうとするの?と。
頭痛や生理痛くらいで仕事を休むのは「悪」だと思っていましたが、夫はちょっとした体調不良でもすぐに有給を使います。
仕事に対する価値観が違うんですよね。
彼も日本で働いてた経験があるから、日本人の生真面目さは理解していますが、「ここはオーストラリアなんだから!」と自分の体調を最優先に考えるようにと言われます。
マスクをつけて外出
喉がすぐに乾燥してしまうので、飛行機に乗るときや夜寝るときはマスクをつけることが多いのですが、そのまま外出しようとするとオーストラリア人夫はたいそう驚きます。
彼が日本で勤務していた時も「なぜ日本人女性はマスクをしているのか?」と不思議に思ったそう。
日本人の感覚ですと「風邪を人にうつさないように」というマナーだったり、肌荒れを隠したい、すっぴんを隠したいといった美容面での理由だったり、まぁ別にマスクをしているからといって変な目でみられることはありません。
しかし海外ですと「ヤバい病気なのか、、、」と思われてしまうので、マスクは外して外出するのが一般的。花粉症の時期はマスクしておきたいんですけどね、、、。
夜、湯船につかる
朝シャワーを浴びる習慣のオーストラリア人夫は夜バスタブに浸かる日本の習慣を「なぜ?朝シャワーを浴びた方が目が覚めるしすっきりするのに」と思っています。
でも、1日が終わった後のリラックスタイムはやっぱりお風呂なんですよね。ただ、海外のバスタブって深さがなくいまいち体も温まらないので、最近は「夜のシャワー」と足湯で済ませるようになりましたが。
目元を大きく見せるメイク
私は奥二重なので、ぼんやりした目元を少しでもぱっちり見せたくてアイラインをひいています。
しかし、ほぼ毎日「そんなことしなくていいのに、、、」とメイクをしている私の後ろでオーストラリア人夫はぶつくさ言っています。
不自然に目を大きく見せるメイクよりすっぴんの涼し気な目元の方がいいんじゃない?という美的感覚の持ち主。
素の顔の方がいい、と愛する人に言ってもらえるのはありがたいのですが、これは自己満足ですからね。今日もアイライン引いてます。
耳掃除を固い木製の「耳かき」を使う
オーストラリア人の夫は(というか、欧米人のほとんどは)耳掃除は綿棒でちょこちょこ耳をなぞっておしまいです。
日本人は木製の固い耳かきで耳をごりごりやるのが気持ちいいのに、「そんな固い棒を耳に入れるなんて!」と驚きます。
この気持ちよさがわからないなんてかわいそう、と思って木製耳かきでも耳掃除を勧めたのですが「恐い」と言って挑戦すらしません。
まとめ
外国人との共同生活は価値観や文化の違いはできるだけ歩み寄り、妥協点を探していくことを心がけていかなかければなりません。
お付き合いの時とはちがって生活の中で様々なカルチャーショックに遭遇しますが、今のところはお互いの「違い」を楽しめています。
深刻な問題になりそうなことは早めに妥協案を話合う必要がありますが、まだその機会は訪れていません。
思ったよりも何倍も国際結婚、楽しいですよ。